obtainとget、どちらも「手に入れる」と習ったのに、英文にすると何が違うのか迷いますよね。
結論からいうと、違いの中心はフォーマルさと手に入れるまでの過程にあり、日常会話ならget、公的な文書や手続きの文脈ならobtainを選ぶと自然です。
この記事では、obtainとgetの違いを意味・ニュアンス・場面別の例文から整理し、迷ったときにすぐ選べる判断基準まで分かります。
「通じる」英語から「自然に伝わる」英語へ進みたい方へ。まずは2語の根本的な意味の差から見ていきましょう。
「obtain」と「get」の根本的な意味と定義の違い

この2語はどちらも「手に入れる」と習いますが、最初にここを分けておくと迷いがかなり減ります。
「get」は広く日常的に使う言い方、「obtain」は少しかたい場面で、必要なものを手に入れる響きがある、まずはこの感覚をつかむのが近道です。
英単語の違いは、日本語訳を1つ覚えるだけだと見分けにくいんですよね。
とくに英作文では、意味が近いからこそ「どっちでも同じでは?」となりやすいので、最初に中心イメージを整理しておくと後がラクです。
「手に入れる」を表す2つの動詞の基本イメージ
先にイメージで言うと、getはふだん着、obtainは少しかしこまった服のような違いがあります。
「get」はとても守備範囲が広い単語です。
物を手に入れる、お金を受け取る、連絡をもらう、チケットを取るなど、会話ではかなり自然に使えます。
たとえば「チケットを手に入れた」「彼から返事をもらった」のように、結果として何かが自分のところに来た、という感覚が中心です。
一方の「obtain」は、必要なものを正式に得る、努力して得る、条件を満たして得る、という空気をまといます。
許可、情報、資格、証拠、データのように、少しかしこまった対象と相性がいい単語です。
つまり両方とも「得る」ではあるものの、getは広く軽く、obtainは限定的でかたい、この差がまず大事です。
英語学習でつまずきやすいのは、日本語の「手に入れる」が便利すぎることかもしれません。
日本語では同じ言い方で済む場面でも、英語では場の空気まで単語に乗りやすいので、意味だけでなく温度感まで見るとわかりやすくなります。
| 語 | 基本イメージ | よく合う対象 |
|---|---|---|
| get | 広く日常的に手に入れる | メール、プレゼント、チケット、返事 |
| obtain | 正式に・努力して・手続きを経て得る | 許可、資格、情報、証拠、データ |
辞書から見るそれぞれの定義とニュアンスの差
辞書的な意味を見ても、このイメージの差はかなりはっきりしています。
「get」は一般的に「受け取る」「得る」「買う」「到着する」など意味が非常に多く、英語の基本動詞の代表格です。
1語で何役もこなすので、会話では便利ですが、そのぶん意味は文脈で判断することになります。
対して「obtain」は、辞書では「努力して得る」「手に入れる」「獲得する」と説明されることが多く、使い道が「get」よりしぼられています。
このしぼられ方が、かえって読み手には親切です。
たとえば obtain permission なら「許可を得る」、obtain evidence なら「証拠を入手する」と、少し改まった文でも意味がぶれにくいからです。
ここで気をつけたいのは、「obtain」のほうが常に難しい内容を表すわけではないという点です。
難しさよりも、文のかたさや、入手までの過程をにおわせるかどうかが大きな違いになります。
逆に「get」は便利すぎるので、作文で多用すると少し幼く見えることがあります。
もちろん間違いではありませんが、履歴書、報告書、論文調の文で何度も続くと、語調が軽くなりやすいんです。
辞書の意味を日本語で並べるだけだと見落としやすいのですが、実際には次のような差として表れます。
- get:意味の幅が広い。会話で自然。文脈頼みになりやすい
- obtain:意味の幅は狭い。書き言葉で合いやすい。目的物がやや公的
- 共通点:どちらも最終的には「得る」に近い
もし辞書で両方を見て「結局どちらも同じに見える」と感じたら、それは自然な反応です。
違いは日本語訳そのものより、どんな場面で、どんな対象を、どんな過程で得るのかに出ます。
この段階では、「getは日常の万能語」「obtainは公的でやや文語的」と押さえておけば十分です。
この基本が入ると、次に出てくる使い分けもすんなり理解しやすくなります。
なぜ使い分けるの?フォーマル度と手に入れるプロセスによる違い
この2語は、どちらも日本語では「手に入れる」で訳せるので、最初は同じに見えますよね。
でも実際には、メール1通、会話のひと言、書類の1文で受ける印象が変わります。
迷ったら見るポイントは2つです。
「場面がかしこまっているか」と「手に入れるまでに努力や手続きがあるか」。この2軸で考えると、obtain と get の使い分けがかなりすっきりします。
| 比較ポイント | obtain | get |
|---|---|---|
| 文体 | フォーマル | 日常的・口語的 |
| よく使う場面 | 公的文書、論文、ビジネス文書 | 会話、チャット、日常の英文 |
| 手に入れる過程 | 申請・許可・調査・努力を含みやすい | 幅広い。過程はあまり強調しない |
| 受ける印象 | 硬い、丁寧、事務的 | 自然、軽い、親しみやすい |
公的な場や書き言葉で活躍する「obtain」の硬さ
obtain は、会話でぽんと出る単語というより、書類や説明文の中できちんと見せたいときに選ばれやすい語です。
理由ははっきりしていて、日常の温度感よりも、結果までの正式な流れを感じさせるから。
たとえば、許可を得る、情報を収集して得る、資格を取得する、こうした場面では get より obtain のほうが文全体が整って見えます。
英語学習では「難しい単語を使えば上級者っぽい」と思いがちですが、obtain はむやみに入れると少し浮きます。
友人への連絡で I obtained your message. と書くと、意味は通っても、役所の通知みたいな響きになりやすいんです。
- obtain permission:許可を得る
- obtain a visa:査証を取得する
- obtain evidence:証拠を得る
- obtain data:データを得る
こうした組み合わせを見ると、obtain は「ちゃんとした手順の末に得る」という空気をまとっています。
とくに書き言葉では便利で、報告書、履歴書、研究文、契約まわりの文面では相性がいいでしょう。
ただし、日常会話で多用すると不自然になりやすいので、上品に見せたい場面だけで使うのが安心です。
日常会話の万能プレイヤー「get」の気軽さ
get はとても守備範囲が広い単語です。
英会話では、迷ったらまず get を思い出すくらいでちょうどいい場面も少なくありません。
その理由は、かしこまりすぎず、相手に負担をかけない自然さがあるからです。
たとえば get a ticket、get some help、get the answer、get an email のように、物でも情報でも機会でも、かなり幅広く使えます。
しかも会話では発音も軽く、文の流れを止めません。
英語のやり取りでは、この「軽さ」が思った以上に大事です。
仕事で英語を書く人でも、社内チャットや親しい相手への短い連絡なら get のほうが自然なことが多いはず。
- Did you get my email?
- I got the tickets yesterday.
- He got a lot of useful information.
どの文も、特別に形式ばった感じはありません。
だからこそ、会話・メッセージ・日常的な説明では get が強いんです。
「意味が広すぎて不安」と感じる人もいますが、まずは自然さを優先して get を選び、硬い文章だけ obtain を使う、と分けると失敗しにくいですよ。
「努力や手続き」が必要かどうかのプロセスによる違い
もう1つ大事なのが、手に入れるまでの過程です。
obtain は、結果そのものよりも、そこに至るまでの申請、調査、交渉、証明といった流れを含みやすい語です。
一方の get は、手に入った事実をさらっと述べるのが得意。
この差を意識すると、かなり選びやすくなります。
たとえば「許可を得た」なら、上司への報告書や手続きの説明では obtained approval がしっくりきます。
でも同僚との会話で We got approval. と言うのはごく自然です。
どちらも伝わりますが、前者は過程の重みがあり、後者は結果を手短に伝える響きがあります。
| 場面 | 自然な選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 査証・許可・資格の取得 | obtain | 公的手続きの印象が強い |
| 友人から情報をもらう | get | 日常会話で自然 |
| 調査で必要なデータを得る | obtain | 収集の過程を感じさせる |
| チケットや連絡を受け取る | get | 結果だけ伝えれば十分 |
目安としては、3秒で言える判断があります。
申請書、許可、証拠、公式な情報のように「簡単には手に入らないもの」なら obtain を検討する。
ふだんの会話で「受け取った」「もらった」「手に入れた」と言いたいだけなら get を選ぶ。これで大きく外しません。
意味が近いからこそ迷いますが、場面の硬さと過程の重さを見る。この見方を持っておくと、英作文がかなり自然になります。
シチュエーションで学ぶ!日常会話とビジネスでの具体的な例文
英単語の違いは、説明だけ読むより「どの場面でそのまま口に出せるか」を見るほうが早いです。
とくに get は会話で自然に聞こえるか、obtain は書き言葉としてしっくり来るか を例文で確認すると、使い分けがかなり安定します。
ここでは、日常会話・仕事の文面・情報を得る場面の3つに絞って、迷いやすいところをやさしく整理していきますね。
カジュアルな日常会話でよく使われる「get」の例文
ふだんの会話では、まず get を思い浮かべれば大きく外しにくいです。
理由はシンプルで、get は「手に入れる」「受け取る」「わかる」など守備範囲が広く、英会話ではとても自然だからです。
たとえば友人との会話なら、obtain を使うと意味は通っても、少しかしこまりすぎて聞こえることがあります。
- I got a ticket for the concert.(コンサートのチケット取れたよ)
- Did you get my message?(私のメッセージ見た?)
- Where did you get that jacket?(そのジャケット、どこで買ったの?)
- I need to get some information before I decide.(決める前に少し情報を集めたい)
このあたりは、駅で待ち合わせしているときでも、そのまま使える言い方です。
英語学習中の人がよくやってしまうのは、丁寧に見せたくて every sentence を硬くしすぎることですが、日常会話では get のほうが耳になじみます。
会話で迷ったら、まず get を選ぶ。この感覚を持っておくと、実際の発話で止まりにくくなります。
ビジネスメールや論文・公的書類で使われる「obtain」の例文
一方で、文面にきちんとした印象が必要なら obtain が合います。
とくに許可・資格・同意・データのように、手続きや確認を経て得るものには相性がいいんです。
| 場面 | 自然な表現 | 日本語の感覚 |
|---|---|---|
| ビジネスメール | We need to obtain approval from the manager. | 部長の承認を得る必要があります |
| 公的書類 | You must obtain a visa before entering the country. | 入国前に査証を取得しなければなりません |
| 論文・調査 | Data were obtained from 200 participants. | データは200名の参加者から得られた |
| 契約・同意 | We obtained written consent from all users. | 全利用者から書面による同意を得た |
こうした文では get でも意味は伝わります。
ただ、メール本文、報告書、研究文、申請案内のような場面だと、get は少し口語的で軽く見えることがあるんですね。
たとえば「許可をもらう」を上司向けの英語メールで書くなら、get permission より obtain permission のほうが落ち着いた印象になりやすいです。
TOEICの読解でも、案内文や通知文では obtain が出ると「手続きして取得する」の空気をつかみやすくなります。
同じ「情報を得る」でも印象が変わる比較例
いちばん差が見えやすいのが、「情報を得る」という表現です。
意味自体は近くても、相手が受ける印象はかなり変わります。
| 英文 | 向いている場面 | 受ける印象 |
|---|---|---|
| I got the information from Tom. | 友人同士、口頭報告 | 自然でくだけた言い方 |
| I obtained the information from Tom. | 通常はやや不自然 | 会話では硬すぎることがある |
| We obtained the information through a customer survey. | 報告書、調査結果 | 手順を踏んで集めた感じが出る |
| You can get more information on our website. | 案内、会話、広告 | 読みやすく親しみやすい |
ポイントは、情報の中身よりも、どう得たかとどこで使う文かです。
人づてに聞いた、サイトで見た、その場でもらった。そんな軽い流れなら get が自然です。
調査で回収した、申請して入手した、正式に提供を受けた。この流れなら obtain のほうが文脈に合います。
「どちらでも通じるなら気にしなくてよいのでは」と思うかもしれませんが、英語はこの小さな差で文章の空気が変わります。
短いメールで硬い単語を重ねると距離が出ますし、報告書で口語表現が多いと幼く見えやすいもの。
英作文で迷ったら、口で言うなら get、文書で正式に書くなら obtain と考えると、かなり判断しやすくなります。
どちらを使うべき?迷ったときに見分けるシンプルな判断基準

英作文で手が止まりやすいのは、「意味はどちらも通じそうなのに、どっちが自然なの?」という場面ですよね。
この2語は、細かな辞書の説明を全部覚えなくても、「手に入れるまでの過程」と「その文が置かれる場」の2つを見るだけで、かなり高い確率で選び分けできます。
迷うたびに長く考えるより、まずは判断の軸を固定したほうが早いです。
英語学習では、この「迷ったらここを見る」という目印があるだけで、文を作る速さがかなり変わります。
「努力や公的な手続き」が伴うかどうかで選ぶ
先に結論を言うと、申請・許可・審査・交渉・調査などの過程が見えるなら「obtain」、そこまで重い過程がなく単に受け取る・手に入れるなら「get」を選ぶと失敗しにくいです。
「obtain」には、何かを得るまでに段取りがある感じが含まれやすいんです。
そのため、免許、許可、資格、情報、データのように、すぐ手に入るというより、集める・申請する・認められるといった流れがある名詞と相性がいいです。
一方の「get」は守備範囲が広く、友人から連絡をもらう、店でチケットを買う、駅で情報を知る、といった日常的な「手に入れる」に自然になじみます。
判断に迷ったら、次の問いを自分に投げてみてください。
- その対象は、申請や確認なしでその場で手に入るか
- 相手の許可や公的な承認が必要か
- 手に入れるまでに少し手間や時間がかかるか
このうち2つ以上に当てはまるなら、「obtain」を考える価値があります。
たとえば、obtain permission、obtain a visa、obtain evidenceは自然です。
逆に、get permissionやget a visaも会話では普通に使われますが、響きはかなり日常寄りになります。
ここでひとつ注意したいのは、「努力がある=必ず obtain」ではないことです。
たとえば「苦労して新しい仕事を手に入れた」のような文では、努力はあっても会話なら get が自然なことがあります。
つまり、努力の有無だけで決めるのではなく、努力の種類が“制度的・事務的かどうか”を見ると判断しやすい、ということです。
この見分け方を知っておくと、特に資格、許可、公式情報を書くときの不自然さが減ります。
会話の相手やメディア(話し言葉か書き言葉か)で選ぶ
もうひとつの基準は、誰に向けた英語かです。
同じ内容でも、友人への会話なのか、取引先へのメールなのかで、自然に選ばれる語が変わります。
ざっくり言えば、話し言葉なら「get」寄り、書き言葉で改まった文なら「obtain」寄りです。
英語では、意味が通ることと、場に合っていることは別なんですね。
たとえば、同僚との雑談で “I got the approval yesterday.” と言えば十分自然です。
でも、社内通知や報告書で “We obtained approval from the client.” と書くと、文章全体の調子が整います。
この差は、文法の正しさよりも印象の差です。
読んだ相手に「会話っぽい」「少し改まっている」と感じさせる部分なので、特にビジネス英語や試験対策では見逃せません。
| 場面 | 選びやすい語 | 理由 |
|---|---|---|
| 友人との会話 | get | 自然で軽く、日常的な響きになるため |
| 社内チャット | get | 簡潔で速く伝えやすいため |
| ビジネスメール | obtain / get | 相手との距離感によるが、改まるなら obtain が無難 |
| 報告書・論文・公的文書 | obtain | 文体が整いやすく、硬めの文章に合うため |
迷ったときの実用的な目安も置いておきます。
声に出して読んでみて、会話として自然なら get、書面に載せても落ち着いて見える形にしたいなら obtain を選ぶ。これでかなり整理できます。
私なら、日常会話ではまず get を使います。
一方で、履歴書、職務経歴書、社外メールの本文では obtain を候補に入れます。
この切り替えができると、「意味は合っているのに少し子どもっぽく見える」状態を避けやすいです。
最終的に迷って決めきれないなら、話す英語は get、改まった書く英語は obtainと覚えておけば大きく外しません。
まずはこの基準で使い分けて、慣れてきたら前後の名詞との相性まで見られるようになると、英文がぐっと自然になります。
一緒に整理しておきたい「得る」を意味する他の英語表現
「obtain」と「get」の違いが見えてくると、次はほかの似た語も気になってきますよね。
英語ではどれも日本語にすると「得る」で片づきやすいのですが、実際は何を、どうやって、どんな結果として手にしたのかで選ぶ語が変わります。
ここを曖昧にしたまま覚えると、文法は合っていてもどこか不自然になりがちです。
先に全体の位置関係を見ておくと、あとで迷いにくくなります。
| 語 | 中心の意味 | 向いている場面 | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|
| get | 広く「手に入れる」 | 日常会話全般 | 万能でくだけた表現 |
| obtain | 努力や手続きの末に得る | 書き言葉・公的文書 | 硬くて改まった表現 |
| acquire | 時間をかけて身につける・取得する | 知識・技能・資産 | 積み上げて自分のものにする |
| gain | 利益・増加分を得る | 経験・利益・支持 | 価値が増える感覚 |
| receive | 受け取る | 連絡・贈り物・支払い | 相手から来るものを受領する |
努力して自分のものにする「acquire」との違い
acquireは、ぽんと手に入る感じではなく、時間や経験を通して自分の中に蓄えるときに合いやすい語です。
そのため、「obtain」が許可証や情報などを手続きで得る場面に強いのに対して、「acquire」は知識・技能・習慣・資産のような、身につくものと相性がいいんです。
たとえば acquire skills、acquire knowledge、acquire a company なら自然ですが、日常会話で「昼ごはんを手に入れた」と言いたい場面で使うと不釣り合いです。
例文を見ると差がはっきりします。
- She acquired excellent communication skills through customer service work.
- The museum acquired a rare painting last year.
- He obtained a visa before traveling abroad.
1文目と2文目の「acquire」は、経験や所有の積み重ねが含まれます。
一方で3文目の「obtain」は、申請や審査を経て査証を取る流れにぴったりです。
資格・許可・公式な文書なら「obtain」、知識・技能・資産なら「acquire」と分けると、かなり外しません。
英作文で迷ったら、「その対象は自分の中に育つものか、それとも外部から正式に得るものか」を見ると整理しやすいです。
利益や価値あるものを手にする「gain」との違い
gainは、手に入れた結果として利益やプラスの増加があるときに使われやすい語です。
「得る」というより、「増える」「利益として入る」に近い温度感があります。
そのため、「obtain」が中立的に何かを取得するのに対して、「gain」は経験、信頼、支持、利益、体重のような増減を意識させます。
- She gained valuable experience in sales.
- The campaign gained public support.
- We obtained the necessary data from the survey.
1文目と2文目は、経験や支持が増えた話です。
3文目は調査から必要なデータを入手したという意味で、事務的なので「obtain」が自然です。
ここでつまずきやすいのが、gain information と obtain information の違いでしょう。
前者は情報を得て利益や理解が増した感じがあり、後者は情報そのものを収集・入手した感じが前に出ます。
たとえば報告書や研究文脈なら「obtain information」のほうが落ち着きますし、学びや経験の話なら「gain insight」や「gain knowledge」がしっくりきます。
私は英語学習者の文で「gain a ticket」のような表現を見かけることがありますが、切符や許可証のような物理的・制度的な取得にはあまり向きません。
そういうときは「get」か「obtain」に戻すほうが安全です。
受け取るという意味が強い「receive」との違い
receiveは、自分で取りに行くよりも、相手から送られてきたものを受け取る意味が中心です。
ここが「obtain」と大きく違うところで、「obtain」には自分で申請したり集めたりする能動性が残ります。
たとえばメール、手紙、贈り物、支払い、連絡なら「receive」がしっくりきます。
- I received your email this morning.
- She received a gift from her friend.
- The researcher obtained consent from all participants.
1文目と2文目は、相手から届いたものを受領しただけなので「receive」が自然です。
3文目は参加者から同意を得るために確認や手続きが必要なので、「obtain」が合います。
似ているようで差が出やすいのが「許可」の表現です。
receive permission だと「許可を与えられた」、obtain permission だと「働きかけて許可を得た」という響きになります。
通じればよい場面なら大問題ではありませんが、ビジネスメールや論文ではこの差で文章の締まりが変わります。
迷ったら、次の2つで見分けるのがおすすめです。
- 相手から一方的に届くものなら「receive」
- 自分で働きかけて正式に得るなら「obtain」
この区別を持っておくと、「get」ばかりに頼らず、英文の精度が一段上がります。
obtainとgetの違いまとめ
obtainとgetの違いは、まずフォーマルさと手に入れるまでの過程にあります。
getは日常会話で広く使える気軽な表現、obtainは公的な文書やビジネス、学術的な文章でなじみやすい少しかしこまった語です。
迷ったときは、会話ならget、手続きや努力の結果ならobtainと考えると選びやすくなります。意味が通じても、場面に合わない語を選ぶと印象は変わります。
今日からは英文を読むときに「なぜここでobtainなのか、なぜgetなのか」をひとつずつ確かめてみてください。自分で短い例文を2つほど作って、会話向けと書き言葉向けに言い換える練習をすると、使い分けがぐっと定着します。少しずつで大丈夫。次に英語を書く場面では、場面と相手を先に思い浮かべて、合うほうを選んでみてくださいね。

