「is」と「was」、見た目は少ししか違わないのに、いざ英文を作ると手が止まりませんか。
結論から言うと、迷う原因はどちらもbe動詞なのに、表す時間が違うことにあります。今の状態ならis、過去の状態ならwas。まずはこの軸を押さえるだけで、使い分けはかなり楽になります。
この記事では、isとwasの違いを基本の意味から例文、迷ったときの判断のしかたまでやさしく整理しました。
最初に、2つのbe動詞がそれぞれ何を表すのか、基本から見ていきましょう。
isとwasの基本的な定義と意味の違い

英語で手が止まりやすいのが、「is」と「wasはどちらもbe動詞だけれど、見ている時間が違うという点です。
ここが整理できると、短い会話でもメールでも迷いがかなり減りますよ。
現在を表す「is」の役割と基本的な意味
isは「今そうである」と伝える形です。
意味としては「〜です」「〜にいる」「〜の状態だ」と考えるとつかみやすいでしょう。
たとえば He is busy. は「彼は今、忙しい」です。
この文で大事なのは、忙しいという状態が話している時点につながっていること。
人の性格、場所、天気、仕事など、今の事実をそのまま置くときにisを使います。
よくある誤解に、「isはいつも日本語の『です』と同じ」と覚えてしまうことがあります。
でも実際は、名前を言うときの「〜です」だけではありません。
「そこにいる」「その状態だ」という意味も含むので、The coffee is hot. なら「そのコーヒーは熱い状態だ」、My phone is on the desk. なら「机の上にある」となります。
最初は訳語を細かく追うより、isは“今の状態をその場で示す形”とつかむほうが混乱しにくいです。
過去を表す「was」の役割と基本的な意味
wasは「そのときはそうだった」と過去を示す形です。
意味はisと似ていますが、時間の位置が今ではなく過去に移ります。
He was busy. なら「彼はそのとき忙しかった」です。
この文には、少なくとも話し手は「今その状態かどうかは別」と見ている感じがあります。
たとえば昨日の会議、先週の体調、子どものころの夢など、すでに終わった場面を話すときにwasが自然です。
It was cold this morning. は「今朝は寒かった」、She was at home last night. は「昨夜、彼女は家にいた」となります。
英語に慣れないうちは、wasを見るだけで身構える人も多いのですが、考え方は意外と単純です。
isの時間を一歩うしろにずらしたもの、と見れば十分なんです。
つまり、意味そのものが大きく変わるというより、同じ「ある・いる・〜だ」を過去の場面に置き直した形なんですね。
主語によって変化するbe動詞のルール
isとwasは、時間だけでなく主語との組み合わせでも決まります。
ここをあいまいに覚えると、「時制は合っているのに形が違う」というミスが出やすくなります。
まず押さえたいのは、isもwasも主に三人称単数で使う形だということです。
三人称単数とは、he、she、it、または一人の人や一つの物を指す語ですね。
| 時 | 主語 | be動詞 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 現在 | I | am | I am tired. |
| 現在 | you / we / they | are | They are ready. |
| 現在 | he / she / it | is | She is kind. |
| 過去 | I / he / she / it | was | It was sunny. |
| 過去 | you / we / they | were | We were late. |
この表で見ると、isの仲間は現在のam・are、wasの仲間は過去のwereです。
つまり迷ったときは、「今の話か、過去の話か」を見たうえで、「主語は一人・一つか、それ以外か」を確認するとかなり整います。
ひとつ実用的な見分け方もあります。
- 主語が he / she / it なら、現在はisになりやすい
- 主語が he / she / it で、話が過去ならwasになりやすい
- 主語が複数なら、isやwasではなくareやwereの可能性が高い
たとえば「彼は先生です」は He is a teacher.、「彼は以前、先生でした」は He was a teacher. です。
一方で「彼らは先生です」は They are teachers. になり、isは使いません。
「過去だからwas」と即決せず、主語が単数か複数かまで見ること。ここが見落としやすいところです。
まずは「is=現在の単数」「was=過去の単数」と小さく覚えるだけでも、英文の形がかなり安定します。
現在形と過去形が持つイメージと使い分ける理由
「is と was の違い」は、形を覚えるより話し手がどの時点に立っているかを見ると、ぐっと分かりやすくなります。
同じ内容を言っているようでも、英語では「今につながる話」なのか、「そのときだけの話」なのかで選ぶ語が変わります。
ここをつかめると、文法問題だけでなく会話でも迷いにくくなりますよ。
「今」とのつながりを感じさせる現在形のニュアンス
is は、今この瞬間に成立していることを相手に渡す感覚で使います。
そのため、「現在形」と聞くと単に今の時間を表すだけに見えますが、実際には「今もその状態が続いている」というつながりが大事です。
たとえば He is busy. なら、「彼は今、忙しい」です。
昨日も忙しかったかどうかは関係なく、話し手の目線はあくまで現在にあります。
この感覚があると、なぜ自己紹介や説明文で is がよく出るのかも自然に見えてきます。
名前、職業、場所、天気、体調など、その場で有効な情報を伝えるときは現在形がぴったりだからです。
| 文 | 伝わる感覚 |
|---|---|
| It is cold. | 今、寒い |
| My office is in Tokyo. | 現在の勤務先は東京にある |
| The meeting is important. | 今の話題として重要である |
英語学習では「現在形=今」とだけ覚えてしまいがちですが、それだと少し足りません。
「今も有効か」で考えると、選び間違いがかなり減ります。
実際、英文を読むときに時を表す語がなくても、is があれば「この情報は現時点のものなんだな」と受け取りやすくなります。
「過去の一点」を切り取る過去形のニュアンス
was は、今から切り離した過去の場面を示します。
大事なのは、「昔のこと」というぼんやりした理解より、「そのときはそうだった」と一点で切り取る感覚です。
たとえば He was busy yesterday. なら、「昨日は忙しかった」です。
今日も忙しいかもしれませんが、その文だけでは分かりません。
英語では、was を使った時点で話し手の視線が過去へ移るので、今とのつながりはひとまず外れます。
ここを見落とすと、「さっきまでそうだったのに、なぜ was なの?」と混乱しやすいんですよね。
でも英語は、現在に戻すなら現在形、過去の場面に置くなら過去形と、かなりきっちり分けます。
- I was tired this morning.:今朝は疲れていた
- The restaurant was crowded at noon.:その店は正午に混んでいた
- It was sunny last Sunday.:先週の日曜は晴れていた
このように was は、出来事の写真を一枚だけ見せるような使い方になりやすいです。
今の状態まで含めて言いたいなら、別の文で補う必要があります。
たとえば「朝は疲れていたけれど、今は元気です」なら、I was tired this morning, but I am fine now. のように時制を分けます。
過去形は「終わった感じ」が出るので、英語らしい時間感覚がよく表れるところです。
時間だけじゃない!「距離感」を表す心の使い分け
is と was の違いは、時間の前後だけで終わりません。
英語では過去形が、気持ちの距離を少し置く働きを持つことがあります。
たとえば直接的に聞くよりもやわらかくしたい場面では、現在ではなく過去形が選ばれることがあります。
これは「本当に過去の話をしている」のではなく、言い方を少し引かせて、ぶつかりを弱めるためです。
たとえば店や職場での I was wondering if you could help me. は、「手伝っていただけるかなと思っていまして」という控えめな響きになります。
今まさに思っていることでも、was を使うと少し遠回しになるわけです。
日本語でも「ちょっとお聞きしたかったんですが」と過去っぽく言うと柔らかく聞こえることがありますよね。
かなり近い感覚です。
| 形 | 印象 |
|---|---|
| Is there a problem? | 率直でまっすぐ |
| Was there a problem? | 問題はあったのかと過去の場面を確認する |
| I wonder… | 今の気持ちをそのまま出す |
| I was wondering… | 少し控えめで丁寧 |
この「距離感」の発想を知っておくと、英語の過去形は単純な時制の暗記ではなくなります。
文法書では短く済まされがちな部分ですが、会話ではむしろここが効きます。
今の事実を言いたいなら is、過去の場面に置く、または少し距離を置いて言いたいなら was。まずはこの判断で十分です。
迷ったら、「私は今この話をしているのか、それともあの時の場面を見ているのか」と自分に聞いてみてください。
そのひと呼吸で、選ぶ形がかなり安定します。
日常生活やビジネスでそのまま使える具体例と例文
「理屈は分かったけれど、会話でとっさに出てこない」なら、今の話か、過去の話かを例文で体に入れるのが近道です。
この見出しでは、日常会話と仕事で出番の多い場面にしぼって、isとwasの違いがそのまま見える形で並べますね。
状態や天気を表すときの表現パターン
まず覚えたいのは、状態や天気では「今そうなのか」「その時そうだったのか」でほぼ決まる、ということです。
短い文ほど時制の違いがはっきり出るので、最初の練習にはぴったりでしょう。
| 場面 | is を使う文 | was を使う文 | 伝わる違い |
|---|---|---|---|
| 天気 | It is sunny today. | It was sunny yesterday. | 今日は晴れ/昨日は晴れだった |
| 忙しさ | He is busy now. | He was busy this morning. | 今忙しい/今朝は忙しかった |
| 会議室の状態 | The room is quiet. | The room was quiet before lunch. | 今は静か/昼前は静かだった |
たとえば職場で「会議室は静かです」と言いたいなら The room is quiet. です。
でも、あとから「昼前は静かだったけど、今は人が多い」と言うなら The room was quiet before lunch. になります。
ここでよくあるミスは、昨日の出来事なのにisを使ってしまうことです。
yesterday、last night、this morning など、過去を示す言葉があるなら was を疑うと迷いにくくなります。
天気の文も同じです。
メールで「昨日の東京は雨でした」は It was rainy in Tokyo yesterday.、出社前に同僚へ送る「今日は雨です」は It is rainy today. と分ければ自然に伝わります。
英語に慣れないうちは、文の最後を見るより、先に「いつの話か」を決めたほうがうまくいきます。
職業や身分を伝えるときの実用的な例文
職業や役職では、isは「現在の肩書き」、wasは「以前の肩書き」を表します。
この差は会話よりも、自己紹介や紹介メールで効いてきます。
| 言いたいこと | 自然な英文 | 意味 |
|---|---|---|
| 彼は営業担当です | He is a sales representative. | 今の仕事を伝える |
| 彼は以前、営業担当でした | He was a sales representative. | 過去の仕事を伝える |
| 彼女は部長です | She is the manager. | 現在の役職 |
| 彼女は昨年まで部長でした | She was the manager until last year. | 過去の役職 |
たとえば初対面で「私は会社員です」と言うなら I am an office worker. ですが、過去の経歴として「以前は販売員でした」と言うなら I was a shop assistant. です。
相手の経歴紹介でも同じ流れになります。
「田中さんは現在、経理担当です」は Mr. Tanaka is in accounting.、「以前は人事にいました」は He was in human resources. のように使えます。
仕事の場では、was を使うと「もうその立場ではない」という含みが出ます。
そのため、現職の人を紹介するのに was を使うと、退職したように聞こえる場合があります。
人の肩書きを紹介するときは、今その役職にいるかを一度確認してから選ぶと安全です。
ここは小さい差に見えて、受け手の印象がかなり変わるところなんです。
感情や体調を表すときのニュアンスの違い
感情や体調では、isとwasの違いがいちばん実感しやすいかもしれません。
同じ単語でも、isなら「今そう」、wasなら「その時そうだった」と切り替わるからです。
- I am tired.:今、疲れています
- I was tired after the meeting.:会議のあと、疲れていました
- She is nervous.:彼女は今、緊張しています
- She was nervous before the presentation.:発表前は緊張していました
たとえば「お腹が空いています」は I am hungry. です。
食事のあとに「あの時はすごくお腹が空いていた」と振り返るなら I was very hungry. になります。
体調でも同じで、「今日は気分が悪い」は I am sick today.、「昨日は体調が悪かった」は I was sick yesterday. が自然です。
仕事の連絡で使うなら、少し丁寧にして I was not feeling well this morning. のような言い方もよく使われます。
この形なら、欠勤や遅刻の理由をやわらかく伝えやすいんですよね。
感情表現で気をつけたいのは、was にすると「今はもうその気分ではない」と受け取られやすい点です。
たとえば I was worried. は「心配していた」なので、文脈によっては今は落ち着いた印象になります。
まだ不安が続いているなら I am worried. のほうが合います。
迷ったときは、次の一言を足して確認すると分かりやすいです。
- 今の状態を言いたい → now を足して自然なら is
- その時の状態を言いたい → yesterday / before / after を足して自然なら was
例文を丸ごと覚えるより、「今か、その時か」を一緒に口に出すほうが、会話ではずっと使いやすくなります。
どちらを使うか迷ったときのシンプルな判断基準

会話の途中で「is と was、どっちだっけ」と止まる瞬間、ありますよね。
そんなときは文法用語を思い出すより、話の中心が「今」にあるのか、「過去のその時」にあるのかだけを見ると、かなり判断しやすくなります。
細かいルールを全部覚えようとすると手が止まりやすいので、まずは迷った場面で使える基準を2つに絞っておさえるのが近道です。
話している「基準点」が今か過去かで判断する
いちばん簡単な見分け方は、その文がどの時間を基準にしているかを見ることです。
今の状態や、今も成り立っていることを言うなら is を使います。
反対に、昨日・さっき・子どものころなど、過去のある時点の状態を話すなら was です。
ここで大事なのは、「出来事が昔に起きたか」よりも「その文で切り取っている状態がどの時点のものか」という見方なんです。
| 基準点 | 使う形 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 今 | is | He is busy. | 彼は今忙しい |
| 昨日の午後 | was | He was busy yesterday afternoon. | 彼は昨日の午後は忙しかった |
| 今この瞬間 | is | The meeting is in Room A. | 会議はA会議室です |
| さっきの時点 | was | The meeting was in Room A. | 会議はA会議室で行われた |
迷ったら、文の後ろに「今」「昨日」「その時」を心の中で足してみてください。
「今」を足して自然なら is、「その時」を足して自然なら was になりやすいです。
たとえば「彼は忙しい」に対しては「彼は今忙しい」が自然なので He is busy. になります。
一方で「彼は昨日忙しかった」は、今の話ではなく昨日の状態なので He was busy yesterday. です。
英会話でよくある迷いも、この基準でかなり整理できます。
- I am late.:今遅れている
- I was late.:そのとき遅れた、遅れていた
- It is cold.:今寒い
- It was cold.:その日は寒かった
ひとつ注意したいのは、過去の話をしていても、説明の対象が「今も変わらない事実」なら現在形になることがある点です。
でも、この見出しではまず判断をシンプルにするのが目的なので、最初は時を表す語があるかどうかより、話し手の意識が今にあるか過去にあるかを先に見てください。
ここを外さなければ、日常会話の多くは十分さばけます。
疑問文「Is it…?」と「Was it…?」の迷わない選び方
疑問文でも考え方は同じです。
相手に聞きたい内容が「今のこと」なら Is it…?、「過去のこと」なら Was it…? とすると、かなりすっきりします。
語順に気を取られると混乱しやすいのですが、見るべきなのは時間です。
| 聞きたいこと | 自然な形 | 日本語の感覚 |
|---|---|---|
| 今それは本当? | Is it true? | それは本当ですか |
| その時それは本当だった? | Was it true? | それは本当だったんですか |
| 今暑い? | Is it hot? | 暑いですか |
| 昨日暑かった? | Was it hot yesterday? | 昨日は暑かったですか |
たとえば、お店で料理をひと口食べた直後に感想を聞くなら Is it good? が自然です。
もう食べ終わったあとで「あれ、おいしかった?」と振り返るなら Was it good? になります。
この違いは小さく見えて、聞いている場面の位置がきちんと伝わるので、会話のズレが減ります。
迷いやすいのは、相手の発言を聞き返すときです。
今目の前の物や状況について確認するなら Is it…? を選びます。
さっき起きた出来事や、すでに終わった会議・映画・食事についてたずねるなら Was it…? の出番です。
- Is it your bag?:これはあなたのかばんですか
- Was it your bag?:あれはあなたのかばんだったんですか
- Is it okay?:今これで大丈夫ですか
- Was it okay?:それは大丈夫でしたか
実用面では、「今見えているもの・今進んでいること」なら Is it、「もう終わったこと」なら Was it と覚えると、会話でかなり強いです。
メールやチャットでも同じで、今の資料確認なら Is it correct?、送付済みの内容について振り返るなら Was it correct? という感覚ですね。
短い疑問文ほど勢いで言ってしまいやすいので、私は一呼吸だけ置いて「今の話?それとも終わった話?」と頭の中で確認するとミスが減ると思っています。
判断に迷ったら、まず基準点を見る。これだけで is と was の使い分けはずっと楽になります。
間違えやすいポイントと知っておきたい例外ルール
isとwasは基本ルールだけでもかなり使えますが、実際に英文を読むと「あれ、過去の話なのに現在形?」と手が止まる場面がありますよね。
このあたりは丸暗記より、何を今の事実として述べているのかを見分けるほうが早いです。
つまずきやすい例外を先に押さえておくと、英文を読むスピードも書くときの迷いもかなり減ります。
「昔も今も変わらないこと」は過去のことでもisを使う?
答えは、今も成り立つ内容ならisを使うことがあります。
話の出発点が過去でも、文の中で述べている内容が「現在でも真実」の場合、英語では現在形のまま置くことがあるんです。
たとえば「先生は、地球は丸いと言った」という文なら、先生が言った時点は過去でも、地球が丸い事実は今も変わりません。
そのため、The teacher said that the earth is round. のように is が自然です。
逆に、その内容が当時だけの状態なら was を使います。
たとえば「彼はそのとき忙しかったと言った」なら、今も忙しいとは限らないので He said that he was busy. になります。
| 場面 | 自然な形 | 考え方 |
|---|---|---|
| 今も変わらない事実 | The teacher said that the earth is round. | 内容が現在でも真実 |
| 当時だけの状態 | He said that he was busy. | 忙しかったのは過去の一点 |
| 習慣・一般論として今も通じる内容 | She told me that honesty is important. | 考え方が現在にも通る |
ここで迷ったら、「その文を今読んだ人にも、そのまま事実として通じるか」で見ると判断しやすいです。
読解ではこの視点がかなり効きますし、学校英語で習った時制の一致だけを機械的に当てはめるより、失点しにくくなります。
仮定法で登場する「If I was」と「If I were」の違い
この2つは見た目が近いので混乱しやすいですが、まず押さえたいのはIf I were のほうが文法的に標準的ということです。
現実とは違うことを仮に述べるとき、英語では仮定法過去を使い、be動詞は主語に関係なく were になるのが基本です。
たとえば「もし私があなたなら」は、If I were you が定番表現です。
I に were が来るのは変に見えますよね。
でもここでは「過去」を表しているわけではなく、現実から一歩離した言い方をしていると考えるとすっきりします。
一方で、会話では If I was も実際によく出てきます。
とくにくだけた口語では珍しくありませんが、英語を書いて提出する場面や、ていねいに話したい場面では If I were を選んでおくのが安全です。
- If I were you, I would apologize.(もし私があなただったら、謝ります)
- If I were taller, I could reach it.(もっと背が高ければ、それに届くのに)
- If I was rude, I’m sorry.(失礼だったならごめんなさい)
最後の文は少し性質が違って、「もし実際に失礼だったなら」という事実の可能性に触れているため、was が使われやすい形です。
つまり、完全な空想なら were、実際にそうだった可能性を残すなら was が出やすい、と覚えると整理しやすいでしょう。
文章全体で時制を合わせる「時制の一致」のルール
長い文になると、is と was の選び分けは単語単体ではなく、文全体の流れで決まります。
その代表が時制の一致です。
主節が過去形のとき、続く節も過去にそろえるのが基本で、He said that he was tired. のような形になります。
これは「言った」時点に合わせて、「疲れていた」も過去として見るからです。
ただし、さきほど触れたように、今も通じる事実や一般論なら現在形を保てます。
この2つが混ざるので、初学者ほど迷いやすいところです。
実際には、次の順番で見るとかなり安定します。
- まず主節が現在か過去かを確認する
- 次に、従属節の内容がその時点だけの話かを見る
- 今も成り立つ事実なら現在形を残す
たとえば次のように考えます。
- She said that she was tired.(疲れていたのはその時)
- My father told me that Tokyo is the capital of Japan.(今も変わらない事実)
- I thought he was kind.(その時そう思った)
会話では時制の一致が少しくずれることもありますが、学習段階では基本形を守るのが近道です。
とくにメールや試験では、話し言葉の感覚で is を入れると不自然になりやすいので注意したいところ。
迷ったら、「その内容は今の事実なのか、それとも過去の時点の情報なのか」を一度日本語で言い直してみてください。
このひと手間だけで、is と was の選択ミスはかなり減ります。
isとwasの違いまとめ
isは今の状態や事実、wasは過去の状態や出来事を表し、いちばん大切なのは話の基準が「今」にあるか「過去」にあるかです。
この記事では、be動詞の基本ルールから、日常会話や仕事で使いやすい例文、疑問文や仮定法で迷いやすい場面まで順番に整理しました。
is was 違いを覚えるときは、単語だけを暗記するより、「今のことならis、あの時のことならwas」と場面ごとに結びつけると頭に残りやすいはず。
まずは短い文を3つほど声に出して、I am busy. / I was busy. や Is it OK? / Was it OK? のように入れ替えて練習してみてください。今日のうちに口に出して確かめる。その小さな反復が、英語を使うときの迷いをぐっと減らしてくれます。

